H.H.
● 製造部製造管理課 課長入社年次:2003年 新卒入社
専攻学部:農学部で化学を専攻
2003年に新卒でKIDO PACKAGINGに入社しました。大学では農学部で化学を専攻しており、当初は食品メーカーや食に関する企業を中心に就職活動をしていました。
大学の求人掲示板で食品のパッケージを作るというKIDO PACKAGINGの事業内容に興味を持ち、かつ実家の近くに面白そうな会社があることも手伝って職場見学しました。
実際に工場見学をした際、スーパーなどで見かける食品パッケージが自社で作られていることに驚きました。
また、パッケージができるまでの工程を見学し、ものづくりの奥深さを実感したことが決め手となりました。
印刷会社は就職先の対象として考えていなかったものの、単なる印刷ではないパッケージ印刷の奥深さは魅力的でした。
面接時にお会いした社員の方々の人柄の良さもあり、KIDO PACKAGINGなら安心して長く働けると感じ、入社を決意しました。
入社後は1年間の研修期間を経て、製造管理課に配属されました。
研修期間は、製造現場に入り、実際のパッケージ製造工程を学ぶだけでなく、フィルムメーカーやインキメーカーなど外部企業で、素材や原材料に関しての知見を高める研修にも参加させていただきました。
メーカー複数社を回って学んで、会社に持ち帰って自分の知見として拡充させていく時間のおかげで、印刷やラミネート加工をするフィルム原材料の特性や製造プロセスの理解が深まりました。
2年目、3年目は部署に配属され、先輩に指示を受けながら仕事を覚えていきます。
品質管理、品質保証、分析業務、パッケージの開発業務、パッケージの設計と、業務が多岐にわたるため広く知識が必要で、大学では学ばない領域かつ、大学で学んだことが生きてくる業界でもないので、
1年目の実地での学びが非常に新鮮で、後々のキャリアには重要になったことを実感しています。
得た知識をしっかりアウトプットする力を高めることを目的に営業も経験しました。実際の顧客需要を認識するいい機会で、ジョブローテーション的にだけでなく、自己の成長にもつながりました。
その後、品質管理業務を担当し、製品の品質チェックや分析を行います。食品パッケージは、より高いレベルの品質管理が求められることを実感しました。
4年前に管理職に昇進し、現在は製造管理課の責任者として、品質向上や工程改善に取り組んでいます。
製造管理課の主な業務は、製造工程全体の管理と品質保証です。具体的には、以下の業務を担当しています。
日々の2工程で出来上がった製品の検査、強度、物性を保っているのかどうかを確認する「品質管理」、クレーム処理、不具合の指摘に対して発生原因を調査し、再発しない対策を講じる「品質保証」。
営業の補強として同行して説明に行くこともあります。
競合商品のフィルムの分析など、既存商品の構造をひも解く「分析業務」も大切な仕事です。
顧客の需要に合わせた「新規商品の開発」、用途にマッチする材質を提案するための要求に対しての適切なフィルムの提案を行う「パッケージの設計」が主な業務です。
製造管理課では、単なる検査部門ではなく、新しいパッケージ技術の導入や、環境負荷を考慮した素材選定などにも関わっています。
「品質管理」と「品質保証」の業務のウエイトが大きいです。
品質管理業務では、日々の生産工程で作られたパッケージの検査を行います。
印刷、ラミネート、成型といった工程ごとに適切な強度や耐熱性が確保されているかを確認し、不良品の発生を防ぎます。
品質保証業務では、お客様からの問い合わせやクレームに対応し、問題の原因を特定して改善策を提案します。
お客様との関係を築くため、営業と連携して説明を行うことも重要な役割です。
また分析業務では、競合製品のパッケージを調査し、どのような材質や技術が使われているかを分析することで、新商品開発につながり、
新しいパッケージの設計や新しい提案につなげています。
製造管理課の仕事の魅力は、ものづくりの根幹を支える責任感とやりがいです。
一つの商品ができるまでに、短くて半年、長くて一年かかります。自分が関わった製品が市場に出回り、消費者の手に届くことを考えると、大きな達成感を得られます。
また、新しい技術や素材を取り入れる機会が多く、常に成長を実感できる環境です。
品質向上のための改善活動や、環境対応型パッケージの開発など、社会に貢献できる仕事であることも魅力の一つです。
製造管理課では、品質と効率の両立を目指し、業務の標準化とデータに基づいた改善を進めています。
また、品質向上に向けて、ISO認証の取得やFSSC認証などについて情報収集し、お客様に安心して製品を使っていただけるようリードしていきます。
さらに、チームワークを重視し、各メンバーが専門知識を活かしながら協力できる体制を整えています。
仕事の属人化を防ぎ、誰でも同じ品質の仕事ができるよう、ノウハウの共有にも力を入れています。
世の中の品質への要望は下がらず、逆にどんどん厳しくなっています。会社が成長していくと、製造量、製造品目も増えていくので、品質保証・管理の人材は必要です。 需要が伸びる、マーケット拡大以上に当社が伸びていくためには、時代に求められる特殊なパッケージの開発が必要で、常にアンテナを高く張って、新しいモノづくりにチャレンジしたいと考えています。
新入社員には、1年間の研修期間を設け、製造現場での実地研修や、外部メーカーでの研修を通じて、業界全体の知識を身につけてもらいます。
その後もOJTを中心に指導を行い、実践を通じてスキルを磨く環境を整えています。
ベースの知見をしっかり構築することが先々の業務につながるので、育成機関は将来への投資期間と位置づけ、じっくり育てていくことを柱にしています。
定期的な外部の勉強会・研修を通じて、最新の技術や品質管理手法を学ぶ機会を提供し、成長できる環境はしっかりと整えています。
製造管理課の仕事には、責任感があり、細かい部分に気を配れる人が向いています。また、品質向上のための改善活動を積極的に行うため、課題解決能力や探究心がある人に適した職場です。
逆に、決められたことだけをこなしたい人や、細かい作業が苦手な人には、難しい部分があるかもしれません。製造管理課では、常に状況を把握し、柔軟に対応することが求められます。
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