N.T.
● デザイン部デザイン課 課長入社年次:2008年 中途入社
出身:ブラジル 東京育ち
専攻:デザイン
初の女性管理職
大学の進路を考えていた時に美大で芸術の道にすすむか、服飾デザインかで悩み服飾デザインの道へ進みました。
卒業後、服飾資材会社の企画デザイン室に入りました。
当時は大量生産のデザインに携わり、とても面白かったですが海外で作る量産のあり方やまた多忙なアパレルの仕事事情など同時に疑問も生まれました。
退職して興味深い理念をもった美術学校へ入り直したのは、もういちど美術を学び直す事と自分の生きる道を考えたいと思ったからで、その時に同時にデジタルデザインのスキルも学びましました。
改めて行った就職活動で印刷業界に入り業界のマニアックな面白さにふれました。
その後、再度転職をしたのがKIDO PACKAGINGです。2008年ごろです。
パッケージデザインはデザインの中でも小さく完成された世界を持っています。
その中でもKIDO PACKAGINGは食品パッケージに特化していて、幅広いデザインの中から大好きな食の世界である「食品パッケージデザイン」へ辿り着けたのはラッキーだったと思います。
食の未来のデザインに関係していける仕事にやりがいを感じます。
KIDO PACKAGINGを選んだ理由は、取引先の多さ、扱う商品のバリエーションの広さと、あとは入社面接で当時の上司の考え方に触れ共感したからです。
「ここでなら安心してチャレンジできる」と思ったことを、今でもはっきり覚えています。
入社後の配属は東京支店です。ここでまずパッケージデザインの基礎をしっかり学びました。
パッケージデザインは、商品に合わせた目的がそれぞれあります。その目的が消費者の心に届くような「伝える力」「らしさ」が大切なのです。
最初の頃は試行錯誤しながらでしたが、先輩たちがとても親身に教えてくれて、また焦らず理解するのを待ってくれました。
数年後、仕事をしながら夜間にビジネスデザインのクラスにも1年通いました。忙しい時だったので今思うと良く通い切れたなと思います。
その後、さまざまな案件を担当するようになり、次の世代の組織づくりにも着手しました。
KIDO PACKAGINGの強みはベテラン社員を含む多様な環境から生まれるデザインカです。
ただ、デザインも進化し、新しい発想も加速度的に早く生まれていきます。
世代環境、学びの環境の違い、進化のスピードが速いからギャップが生まれ、それが世代間の壁につながるのですが、そういう軋礫を取っ払うために、
ベテランと若手の間を取り持って、化学変化を作って進化させることに注力しました。気づけば自身のデザイン以上に、組織のデザインの取り組みに携わる状況にいました。
結果として、徐々にチームをまとめる立場になり、2023年には、KIDO PACKAGINGで初めての女性管理職としてデザイン課の課長を任されることになりました。
今は、東京でデザイン課を率いながら大阪と連携して、メンバーがのびのびと働ける環境づくりに力を入れています。
デザイン部の仕事は、「どうすれば中身が伝わるか」「手に取っていただけるか」「覚えていただけるか」を考えることが大切です。
わたし達はお客様の会社が未来に残る会社となるようお手伝いをしていると考えています。
お客様と消費者の方々に喜んでいけるデザインとサービスを目指し、「より良いもの」を作るために日々試行錯誤しています。
デザインの仕事は営業やクライアントとの打ち合わせからスタートします。
「とんなイメージにしたいか?」「どんなお客様に向けた商品か?」などをじっくりヒアリングし、形にしていきます。
デザインを作る過程では、パッケージのビジュアル制作すべてに関わります。
ダミー写真の撮影(場合によっては本画像撮影)・書き文字・イラスト作成・コンセプトや商品名を考える事もあります。
デジタルツール・アナログツールを組み合わせて制作するイメージです。ここがKIDOの強みともいえます。
食品パッケージは、スーパーやコンビニなど、私たちの生活の身近なところに並ぶので、自分の作ったデザインを見かけると、とても嬉しくなります。
また、このチームはキャリアの長いデザイナーが多く在籍しています。それは伝統的にデザイナーが長く働ける環境づくりをしてきたこと。
またキャリアのあるデザイナーが多くいることがお客様への信頼に繋がってきたことにあると考えています。
2020年以降デジタル化はさらにスピードを上げています。様々な世代がいるからこその対応力でチャレンジできる事も強みではないでしょうか。
また、KIDO PACKAGINGでは、一貫生産をしているので、企画から製品の完成に至るまでしっかりと関わることができます。
「こんな工夫をしたらもっと良くなるかも」といったアイデアを出し合いながら、仲間と一緒により良いものを作っていく過程は、本当にやりがいがあります。
デザイン部門では、「チーム力」を大切にしています。 仕事と働き方、その両方に「チーム力」を活かしています。
デザイン部は女性が非常に多く、ライフサイクルにあわせてテレワークを取り入れています。会社全体では月4日までのテレワークはOKです。
当然ながらデザイナーはPCがあればどこでも業務が可能ですのでKIDOの拠点ではどこでもリモートワークが可能ですし、現時点でデザイン部では事情により会社規定数以上のテレワークを行っている社員もいます。
これを可能にしているのも「チーム力」です。以前は出社がマストで、子供の誕生や配偶者の転勤で出社ができないことを理由に退職するケースも散見されていました。
コロナ禍で出社ができず、全員が遠隔地になったことでリモートワークヘのチャレンジが進めやすい環境になった時点で、良いことはやってみよう、という精神で変われることはKIDO PACKAGINGの強みだと思っています。
現在出社機会は増えたが、どこにいてもどんな仕事でも対応できる環境を作れたことは大きな財産でした。
大阪の営業が東京のデザイナーとチームになって仕事をする協力体制や、遠方のお客様と電話ではなくオンラインで会議が行えるようになったことも、業務を間違いなく接続する需要な要素として活きています。
オンラインミーティングスキルが上がることで結果的に機動力が向上しています。
東阪デザイナー同士で毎日オンライン朝会を開いたり、アイデアをシェアしたりすることで、離れていても一緒に働いている感覚を大切にしています。
働き方の柔軟性とデジタルツールを活かした対応力は、デザイン部から構築していき、全社へ伝播することを目指して日々進化を心がけています。
デザインレベルや知識などを上げていく取り組みとして、社内チャットでの情報共有を強化しています。
先輩後輩と関係なく自分の知識や技術を惜しみなくアウトプットし共有すること、教え合うことでほかの人の知識も増やす。
8人が知識を開放すると、自身の技術レベルが8倍になります。 個人もチームも強くするために、育成のスピードを上げ刺激しあうことを絶えずイメージしています。
いいことあった、これいいよ、という会話は、部門で運営している「雑談チャット」から生まれていて、その場でアウトプットや「おせっかいの焼きあい」をおこなうことができます。
スレッドが多すぎてチャット迷子も良くおきるのですが、それもチーム力で対応です。
2024年に新しい工場を建て、機械を刷新し、技術を進化させてきています。常に変化している時代で、変化に戸惑わない体制を作っていきたいと考えています。
デザインが好きなことはもちろんですが、「新しいことにワクワクできる人」にはピッタリな仕事です。クライアントの想いを形にするために、色々な視点から考え、工夫することが求められます。
もちろんベテランデザイナーも多く、昔からの、一見古いといわれる仕事の進めかたも多く残っています。
逆にこういった古いやり方も、理由がしっかり分かればこのやり方で進める意味付けや良さもあります。
疑問に思ったことはものおじせずに、しっかり聞いて、しっかり話して、柔軟に、進化して欲しいです。そういう進め方を受け止めてくれるところもKIDO PACKAGINGの良さです。
最新の求人に関連する応募条件や給与、
勤務時間などをご確認ください。